2007年10月

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  2. 2007/10/27 レディース・ファッションで面接
  3. 2007/10/23 草食む娘

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レディース・ファッションで面接

娘・ぴーぽこ(仮名)が某・シュタイナー学校に入学前。入学希望者の面接日が近付いて来た。
当日、どの様な服装で臨むべきか、同じ幼稚園出身で既に入学している先輩ママ・猫娘さん(仮名)に聞いてみた。

猫娘「服装?なんでもいいんじゃない?…あ、でも、スーツで来ると浮くよ」

どんな面接だ。普通スーツじゃない方が浮くって。
とはいえ、薄々とそういう雰囲気を察知してはいたので、一応聞いてみたのだ。何しろ私は一着のスーツ以外、持っている服はすべからくカジュアルなのだ。スーツではなく、それなりに改まった服装。そんな微妙な服は、無い。
加えて私の服の多くは上下ともユニセのレディースなのである。

結局面接当日、それなりにフォーマルな衣装に身を包んだ妻と娘を尻目に、レディースのパーカーにレディースジーンズ、赤いコートを羽織って長い髪を乙女チックに結い上げるという、自由業丸出しのいでたちで面接に臨んだ。

この日は我々を含め、三家族の面接日。学校に着くと、面接会場であるホールに案内される。

ホールの真ん中に、ミニ祭壇とでも云うか、小さく花が活けてある。その周りを囲むように、

  十数枚の 座 布 団 が 、 車 座 に 並べられている。

…なるほど、少し待って下さい。「面接」ですよね?「茶話会」じゃないですよね?そう思っているところに、面接官である親理事が続々入室。彼女等は学校の運営に直接携わってはいるが、皆在校生の母達なのである。
最後に学校の創設者、学校代表にして現・七年生担任のT.T.T.先生(仮名)が登場。何冊も著作本を出しており、親に厳しい事でも有名な方である。彼女は私を見るなり、気さくな笑顔で、

「女性みたいな格好をするのがお好きなんですか?」

と聞いてきた。「あ、はい…」と答える私に、

「面白いですねぇ」

って、こちとら面白半分ではない、倒錯しているだけである。

座布団に正座する我々に、T.T.T.先生、
「足を崩して下さい。足が痺れて立てなくなって、転んじゃったお父さんがいましたから。お尻の下にもう一枚座布団を敷くと楽ですよ」
と、手ずから数枚の座布団を運んできて、「要するにこういう事です」と二つ折りにした座布団を私の妻・みぽち(仮名)の尻の下に敷いて下さった。
普通、こういう作業は山田隆夫に任せておくものである。学校代表のT.T.T.先生自らの心配りに感心する。私も勧められたが、元来正座が好きなので遠慮した。

かくして始まった「面接」は、実際「茶話会」の様相。確かお茶とお茶菓子も頂いたように記憶している。談笑交じりの質問の中、きっちり大切なポイントは外さずに聞いてくる。

つまり、シュタイナー学校では親の協力が不可欠なのだ。学校法人として認可されていないこの学校は尚の事、学校に子供を丸投げしっぱなしという訳にはいかない。勿論共働きやシングル等、それぞれの事情で学校への関わり方は様々だが、少なくとも学校に関わりを持ち、子供と共に親も学んで行く、その意志があるかをこの面接によって確認するのだろう。

談笑交じりとはいえ、いささかの緊張を禁じえない私の横で、妻・みぽちは実に落ち着いた応答。後で聞くと、面接直前までネットゲーム内のグループ名か何かを付けるのに、 無 駄 に エ ロ い 名 前 を付けようと考察していたら緊張しなかったのだそうだ。ある意味大物である。

その後、各家庭毎に学校教師との個人面談があり、面接終了。その間ぴーぽこら子供達は別室で「面接」していたのだが、その様子は見ていないから分からない。後でぴーぽこに訊ねたところ、「遊んだ」の一言。恐らく遊びやお話を通して、それぞれの子供達の気質を見ていたのではないかと推察するが、確かな事は分からない。
少なくともお受験や、「こう聞かれたらこう答えなさい」といった類のマニュアル的な面接でない事だけは確かである。

後日、入学許可の通知を頂く。喜ぶ私の傍らで、妻・みぽち、

「当然だよ。落ちる要素は何もないもの」

直前まで「 無 駄 に エ ロ い 名 前 」を考えていた、その口が云うか。
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草食む娘

娘・ぴーぽこ(仮名)が、某・シュタイナー学校の一年生として入学してから早や半年経つ。
シュタイナー関連の書籍でどういったものか多少なりとも把握していたつもりだったが、実際入学してみると、驚きと発見の日々である。

まず驚いたのが、時間割。
一般的な学校の教科と共通していると思われる科目は、

「音楽」 「体育」

・・・・・・以上!
あとは「英語」などもあるものの、「国語」「算数」等の文字は無い。
と云ってもこれらの授業が無い訳ではなく、午前中の「エポック授業(※1)」で行われるのだが、それについてはおいおい紹介してゆきたい。
他に、シュタイナー教育ならではの「オイリュトミー(※2)」の他、「水彩」、「手仕事」、「園芸」等の科目が並ぶ。

分からなかったのが、 「 昔 遊 び 」

昔の遊びと云えば、芸者総揚げと相場が決まっている。どんなお大尽の授業だ!?
と思いきや、これは一、二年生合同で草笛や笹舟を作ったりと、文字通り昔の遊びの授業であって、芸者遊びでは当然ない。
これが毎週の授業と云うのも乙なもの、更に上級生との交流も実際深まっているのだ。

そしてもっと分からなかったのが、 「 散 歩 」

「散歩」って、それ授業ですか?「今日はお天気が良いので特別にお散歩に行きましょう」とかいう気分的なものではなく、問答無用に「散歩」。
ぴーぽこ曰く、
「雨が降ってもおさんぽ行くんだって」
って、まさに宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」を地で行く徹底ぶり。

散歩の授業で採って来たツクシやスギナ等の野草を、担任の先生が炒めたり天婦羅に揚げたりして頂いたりもしたらしい。
実際、春先の学校のイベントで、スギナやヨモギ等の野草を上級生の母達が天婦羅に揚げたものを我々一年生の父母もお裾分け頂いたのだが、これがなかなかどうして美味しい。雑草、侮りがたしである。
今後授業料の支払いが危うくなったら、これを食卓に並べれば何食分かは浮く。

学校への送り迎えの道すがら、ペンペン草をむしり取ってはそのまま食すぴーぽこやそのお友達。まさに「ボーン・トゥ・ビィ・ワイルド」。
雑草を見つける毎に「これ炒めると美味しいんだよ~」等と恐ろしい勢いで詳しくなってゆく我が娘・ぴーぽこ。

オマエと一緒なら、世界の終わりが来てもなんとか生き延びられそうだ。


※1、2・・・これらはシュタイナー教育ならではの語句で、具体的な内容は今後の日記で紹介してゆきたいと思います。

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