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発熱親子

欠席知らずだった娘・ぴーぽこ(仮名)も、先日発熱し、ついに学校初欠席と相成った。
頭痛、及び熱のせいか膝関節の痛みを訴えるぴーぽこ。これだけなら下手に薬等に頼らず、自然治癒力に任せるところではあるが、左耳にも痛みを訴えた為、病院に連れて行く。

と云うのも、私自身、子供の頃の発熱が原因で、右耳の聴力を失っている。
方耳が聞こえなくても多少の不便はあるが、日常生活は普通に送れるものだ。また、こうしたプチ障害を持つ事で、健常では得難い経験もしたので、別段方耳が聴こえない事が負い目にはなってはいない。
が、それは飽くまで当人の感想であり、母親はそう簡単に割り切れるものではないらしい。未だに「親の自分がもっと早く気付いて対処していれば、息子の耳は聴こえなくならなかったかも知れない」と気に病んでいる。「気にする事は無い」と再三云ったが、おいそれと切り替えられないのが「親」という生き物なのだろう。

こういった経緯もあり、ぴーぽこの耳の痛みにはナーバスになった。
自分自身の事は割り切れるが、娘の事となると、私の母同様そうはいかない。ともかく「人事を尽くして天命を待つ」、親として可能なだけの事をし、その上でぴーぽこの方耳が聴こえなくなったら、それは受け入れるしかない、と腹を括る。
不幸中の幸いなのは、私が聴こえないのは右耳、ぴーぽこが痛がっているのが左耳。仮にぴーぽこの左耳が聴こえなくなっても、私が右側、ぴーぽこが左側に立てばお互いの話が聞き取りづらい、ということは無い。
大袈裟かも知れないが、実際方耳の聴力を失っている身としては、ついついそこまで考えてしまう。

そこまで覚悟をして出た診察結果は、「急性中耳炎」、数日分の薬を貰い、事無きを得た。

熱も大分ひいて回復に向かっていたある夜、ぴーぽこが「痛い、痛い」と嗚咽しつつ目を覚ます。
ぶり返したか。痛む箇所をさすってやらねば。・・・痛むのが、耳だったら・・・と、再度不安がよぎりつつ、「どこが痛いの?」
ぴーぽこ、涙を流しつつ、

「しっぽ」

寝惚けるにも程がある、オマエに尻尾など生えていない!
自分が森の小動物ではない事を自覚するや、すぐにスヤスヤ白河夜船。尻尾で釣りする夢でも見たか?

以後回復したぴーぽこと入れ替わる様に、今度は私が発熱。
丁度編集さんから電話があり、熱が出ている事を告げると、
「病院には行きました?え!?行ってない!?行った方がいいですよ!インフルエンザの予防接種は受けました?え!?受けてない!?受けた方がいいですよ!」
と、至極尤もなアドバイスを頂く。

そもそも我がシュタイナー学校では、予防接種を受ける人の方が圧倒的に少数なのだ。病み上がりの親に、
「熱出てたんだって?大丈夫?インフルエンザ?」

「病院行ってないから分かんな~い」

という母同士の会話は日常茶飯事。
予防接種を受けようが受けまいが、インフルエンザに罹る時は罹るし、罹らない時は罹らない。罹ったら罹ったで、そこには罹るだけの意味がある、と考えている。
無頓着なのではない。勿論日常的な予防はするし、健康への意識も高い。
ホメオパシー(※1)、針灸や整体(特に『野口整体』※2)等の根本療法に、必要とあらば西洋医学のお世話にもなる。どちらか一辺倒ではなく、症状に応じてそれぞれを取り入れる柔軟性も持っている。

シュタイナーは病気についても様々な考察を行っているが、健康ならウィルスがいても罹患しない、と述べている。植物も健康なら虫に食害されない。
また、戦時下で負傷兵の傷口に蛆が涌いたという話を聞くが、蛆が食べるのは化膿したり壊死したりした細胞のみであり、健康な細胞は食べないそうだ。

また、シュタイナーによると子供にとって必要な病気もあると云う。
例えばおたふく風邪やはしか、水疱瘡等の幼児が罹り易い病気。
子供は母の胎内で、身体を形成する。生れ落ちてから、形成が不十分なところを補う必要があるが、それをこれらの小児病に罹る事で、熱の力等を利用して、形成しなおす。そうして、より強い内面なり免疫力なりを、自分の内部で作り変えてゆくそうだ。
だから少なくともこれら小児病の予防接種を行う、という事は、子供がその身体を作る事を妨げる行為に他ならない、という。

私自身、理屈では分かったような分からないような感じではあるが、自分の幼少期の発熱時を思い起こすと、確かに自分が蛹にでもなったような、羽化を前に身体を作り変えている、という感覚は分かる。

余談だが、私が方耳の聴力を失ったのも、そうした人生を歩む事を自らの魂が選択し、発熱によってそのような身体に作り変えた、とも云える。病気や障害を前向きに捉えれば、という前提があるので、これを一般的に当てはめる積りは無い、飽くまで「私自身の場合」である。

シュタイナーが重視しているのは、人体のリズムに則した健康な身体作りなのだ。ゆえに、安易に予防接種を受ける・子供に受けさせる親は、シュタイナー学校では少ない。
尤もその分、より子供の健康状態に配慮する姿勢が問われるのも事実。

病気を単に忌むべき災いで済ますのではなく、その裏の意味や恩恵にも目を向け、対処してゆく事が大事だ、というのが、シュタイナーを通じて私が感じた事である。

さて、私の熱は予想以上に長引いた。
ぴーぽこが熱で苦しんでいた時、添い寝してぴーぽこの横顔を見詰めながら、
「気の毒に・・・代われるものなら、代わってあげたい。。」
と思ったものだが、その祈り通じてぴーぽこはすぐ回復し、代わりに私が発熱したのなら、それは本望だ・・・

こう書くと、いかにも良い親っぽいだろう。
だが、こんなに長引くんなら、今後身代わりは真っ平御免だっての。


※1・・・同種療法。欧米ではかなり一般的だが、「疑似科学」、「プラシーボ効果」などの評価もある。私自身や周囲の効果を見る限りは、割と効果があるように思えるのだが。

※2・・・野口 晴哉が創始した整体。私自身詳しくないので詳述は避けるが、体癖論や愉気法等、独自の理論・方法論に基いている。
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コメント

発熱、たいへんだったねぇ。(;_;)
でも、よくなったようで良かった。

尻尾、第3の手みたいに使えるのがあると、嬉しいかも(≧∇≦)
(伸縮自在で…)

応援ポチ2回押したよぉ。
順位が最初のポチでは12位→2度目には10位に!!

スゴイ!ベストテンやん(@_@;)
>桃太さん
有難う御座います~^^私はまだ完全に本調子じゃないんですよね。

そんな尻尾があったら、背中とか楽に掻けそう^^小銭落としてもすぐに拾えたり。

応援も有難う~^^でも、これ確か1日1アクセスしかカウントされない筈。
「学校」と「育児」の二つに登録しているから、最初に12位だったのが10位になったんじゃなくて、多分最初が「学校ランキング12位」、次が「育児ランキング10位」が、それぞれ表示されたのではないか、と。多分クリック後も反映まで時間かかると思うし^^;
でもクリックがないと割とすぐランキング落ちるみたいなので、クリックして下さると有難いです~^^
はじめまして?
はじめまして!
先日、ネット利用者会議に居た、
幼児部のかぶりものです。

数日前からおもしろく読ませて頂いてます。
大笑いしていたら免疫力があがるかと思いましたが、
さすがに今度の熱は我家もいただいてしまいました..

お嬢さま、お父さま共々どうぞお大事に!
(おくさまに感染らないとよいですね)
先入観の無い子どもほど効果があるんだから、ホメは有効な代替治療だよねー。
インフルエンザは最近ホメジャから出た「YOBO」キットがいいらしいよー。
しっぽ!!
しっぽが痛い・・・には
会社のPCの前でしたが
鼻水、出ちゃったくらい、
吹き出しちゃいました。
ぴーぽこタン☆可愛い☆
可愛いスギ♪
>さりーまさん
御来訪有難う御座います~^^今後ともよろしく~σ.σ
そちらにも伺いたいと思っております。近く改めてご挨拶に伺いますね~^^
さりーまさんもお熱ですか?このところ多いですねぇ。お互いお大事に~^^
ところで(さるまた)に吹きました^^;

>あいぴょんぴょん
「科学的根拠」は無いけどね~^^;
でも「科学」に基いた得体の知れない薬を投与されて薬害になるよりは、よっぽどホメとかの方がいいよね。

>癒し系ラスカルさん
「しっぽが痛い」は本当、脱力でした(--;
聞き返しましたもん、「え?どこ?」って。
次の日、その話をしたら、当人も覚えてなくて自分でウケてました^^;

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