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HOME>シュタイナー学校の子供たち

星への誓い~子供の領分~

子供の突拍子もない発想は、時として大人の理解を超える。
その見本市の最たるものが、七夕の願い事であろう。

娘・ぴーぽこが通っていた幼稚園もシュタイナー教育を実践していたので、七夕の短冊は子供には書かせない(文字を教えていないので)。子供達一人ひとりの願い事を先生が聞き、それをそのまま代筆してくれていた。
大人の丁寧な文字で、子供達の願い事が書かれている為、シュールさ倍増の願い事も多々あった。

一例を挙げる。

おんなのだいがくせいになりたい(当時・年中:男子)

つまり、「女子大生になりたい」という事か。
これはまぁ、これだけ医学の発達した時代だから、性転換手術をすればなれなくはない。
後は大学受験に合格するだけである。

こんな願いもあった。

こもどおおとかげのめすになりたい」(当時・年少:男子)

四歳やそこらで「コモドオオトカゲ」という名称を知っているのもさることながら、「メス」限定かい。
性転換手術をすれば雌にはなれるだろうが、爬虫類にはなりようがない。

極めつけは、

すーぱーおどりこごうになりたい(当時・年少:男子)

くどい様だが、性転換手術をすれば「踊り子」にはなれるだろう。が、列車そのものにはどうか。
銀河鉄道999に乗って機械の体を手に入れたなら、「スーパー踊り子号」の一部品ぐらいにはなれるかもしれない。

他にも「お星さまになりたい」や、兎や猫等の好きな動物になりたい、という願いも多かった。この様に、子供の発想は自由自在である。
何故なら、この年代の子供はメルヘンの住人なのだ。だから他人にもなれるし、動物や機械、星にだってなれる。自分と他者との境界が曖昧模糊としているのだ。

メルヘンのお話で、「お花はこう云いました」と語ると、子供はスーッと花になる。そういう力を、子供は持っている。

私自身シュタイナーについてまだまだ勉強不足なので、これは飽くまで私個人の見解なのだが、こうした子供の力は、大人になってから「相手の身になって考える」という、想像力に結びつくのではないかと思う。
よく大病を患って初めて病人の気持ちが解る、等と云うが、こうした想像力があれば、大病を患うまでもなく、一寸風邪をひいた位でも、病人の気持ちに思いを巡らせる事が出来る。
つまり、「一を聞いて十を知る」という力だ。
これは私見なので、シュタイナーの本意とは違うかも知れないが。

ともかく、こうした子供の願いを、「人間はトカゲにはなれないのよ」等と否定するべきではない。
「○○ちゃんがトカゲになったら、お母さんはお日様になって、トカゲの○○ちゃんを暖めてあげるね」
等と、一緒にメルヘンを楽しむのが良いと思う。

さて、一年生ともなると、まだメルヘンの住人ながら、願いが現実味を帯びてくる。
シュタイナー学校に入学したぴーぽこのクラスの七夕の願い事も、多くはペットの昆虫の健やかな成長を願っていたり、スポーツ選手になる、楽器が上手になる等、突飛なものは無い。

そんな中、千早ふるちゃん(仮名・女子)の願い。

「かみさまになります」

こうでなくては!
彼女の願いを笑うなかれ、三十代半ばの私の将来の夢も、女神である。

また、祇園精舎くん(仮名・男子)の願い。

みんなのねがいがかないます

尊すぎるって!私も女神候補生としては、彼の心根を見習わなければならない。

これらの願い、「~ます」と、断言しているのに気付く。
これは担任のウール先生が、
「お星様にただお願いするんじゃなくて、誓ってみよう」
と提言し、クラスで取り組んだのだそうだ。

為に、幾つかシュールな文章になったものもある。

「はやく なつになります」

「早く夏になりますように」の、「ように」を取った。夏の到来を請い願う少年の心情だが、「ように」を取ると、まるで気象予報士である。

「ラニーニャ現象に伴い、今年は例年より 早く夏になります」的な。

もしくは京都議定書についての有識者の意見、

「このまま温暖化が進むと、数十年後には今より一ヶ月も早く夏になります

また、こんな誓いも。

「おにわにたくさんむしがきます」

庭に虫が来て欲しいのだろうが、これではお悩み相談のようである。

Q:「お庭に沢山虫が来ます。どうすれば良いでしょうか?」

A:「殺虫剤を捲きなさい」

もしくは点取り占い。

「お庭にたくさん虫が来ます。  2点」

さて、我が娘・ぴーぽこの願いは、というと、

おかねもちになります

・・・・・・「みんなのねがいがかないます」、ように・・・。

たなばた 002

教室内の、7月の「季節のテーブル」。祭壇係の私は「織姫」を作成。
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コメント

織姫かわいい!
うちの息子は3年連続「一輪車がうまくなる」って短冊だった。
サンタにも物ではない願いごとをなぜだかいつもしている。
でも去年のサンタにはもう一つ「毛が生えませんように。」という切実な願いが書かれてたな。

爆笑
幼稚園の七夕懐かしい~v-238
読んでて爆笑しちゃったよ。
乙女っち季節のテーブルの係なんだー。
石部といい、忙しいねー。

>25さん
「毛が生えませんように。」それは、切実だ^^;
私も自分の体で嫌いな所は「無駄毛」です(--;
でも、生えなきゃ生えないで、3、4年も経つと、「毛が生えますように。」ってお願いに変わるんでしょうかね^^;

>あいぴょんぴょん
園児の七夕、毎年爆笑しながら見てましたね^^
実は上記の「スーパー踊り子号」、実際の短冊にはぴよこ先生(仮名)の字で「すーぱーごごりごごう(おどりこごう)になりたい」と書かれてました^^聞いたまま書いて、注釈を記すという、なんともぴよこ先生らしい^^
私は祭壇係りにショップ部石班、更にクラス役員もやってます^^;
まぁ、忙しい人はもっと忙しいからね~^^
思い出しちゃったよ~
ウチの長女、
年少のときのお願い事、
「赤いへびになりたい」だった・・・。
当の本人はすっかり忘れてるようですが。

ま、それでも今は何気に普通に育ってますが^^;
>chikkaさん
何故に「赤いへび」!?^^
子供って影響され易いから、きっとその前に「赤いへび」が出てくるメルヘンとか絵本とか見たのかなぁ?
七夕の日の前に、幼稚園でも七夕のメルヘン話をするらしいから、女の子の願い事は「おほしさまになりたい」が多かったなぁ。。

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