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乙女の独演会~小粋を目指して~

ひょんな経緯で、先日、学童の子供達に落語を披露した。

一寸した新春落語独演会、演者は私こと、女神家弁天師匠」!!
って、この「女神家弁天」などという、倒錯者丸出しで「小粋さ」のかけらも無い芸名は、私が心の中で名乗っているだけで、子供達に名乗ってはない。

さて、私は漫画家であって、落語家ではない、師匠に稽古を付けて貰った事も無ければ、大学時代に落研であった訳ですら無い。
小学五~六年生の頃、趣味で独習し、お楽しみ会等で披露した事がある程度でしかない。
だから人前で一席お付き合い頂くのは、実に二十数年振り、という事になる。

少ない持ちネタの中から、低学年の子供達にも分かるように、と、「寿限無」をかける事にした。

とは云え、シュタイナー学校の子供達は、普段から先生の語るメルヘンに、静かに耳を傾ける事に慣れている。

私の落語に、静かに耳を傾けられたら、それはそれで非常にやり辛い。

そう憂いつつ高座に上がったが、思ったより子供達の食い付きは良く、それなりに受け、「また聴きたい」との声まで頂いた。
他に出来そうなネタは三つ四つ程度ではあるが、機会があればまた語り聞かせたいと思う。
その為に、常日頃から「小粋」であることを心掛けたいものだ。

さて、シュタイナー学校では、高学年になると、「ユーモアの授業」というのがあるらしい。

はい。いくらシュタイナー教育推進者である私とは云え、「ユーモアの授業」には突っ込みたい。流石にそれは授業で身に付くか!?

尤も、シュタイナー教育の発祥地と云えば、ドイツである。ドイツ人は比較的真面目なので、英米人やパリジャン・パリジェンヌに比べて、ユーモアやエスプリの効いた、ウィットに富んだ会話が苦手なのだそうだ。
って、この「ウィットに富んだ」という云い回しのうすら寒さが、むしろ面白い。

また、シュタイナー自身もユーモア感覚の大切さを説いている。

では、実際、どの様な授業をしているのか。
それは各教師の取り組みによって違うようだが、ある真面目なドイツ人の先生は、「私は市販の『ジョーク集』等を使用しています」と仰っていた。

ダウト!

「俺がウェイターをしていた時の話さ。上品そうなマダムが俺を呼び止め、こう云った。
『一寸、ボーイさん!私に運ばれたスープの上で、死んだハエが泳いでいるわ!!』
だから云ってやったのさ、
『奥様、それは不可能です。死んだハエは泳げません』・・・ってね!」


面白いか、こんなんが!?なんだ、得意そうに「・・・ってね!」って。

だが、まぁ、真面目なドイツの先生が、ジョーク集を片手に「ユーモアの授業」を行っている姿は、皮肉抜きに微笑ましくもある。

娘・ぴーぽこが通うシュタイナー学校でも、高学年になると、ユーモアの授業がある。各教師にもよるだろうが、この授業で「落語」を取り入れているようだ。
日本のシュタイナー学校で、日本ならではの文化である「落語」に取り組む、これは非常に良い考えだと思う。
何より、落語には「粋」がある。
イギリスが「ユーモア」、フランスが「エスプリ」なら、日本は「粋」を大事にしたい。

また、シュタイナーは、教師や親もユーモアを持って子供を育てるべき、と説く。
確かに心に余裕が無ければユーモアどころではない。心にゆとりを持ち、ユーモアや粋を大事にしながら子育てするのは確かに望ましい事だろう。

ドイツ人女性の金毘羅舟ふね先生(仮名)は、思春期の子供との向き合い方に付いて、以下のような事を仰っていた。
思春期の子供は、わざと荒れた言葉や、大人が眉をしかめる様な髪型、ファッションをしがちだ。
自分の子供がそうなった時、頭ごなしに否定してはいけない。例えば、この様に云うのが良い。

「私はお前の髪型やファッション、言葉遣いも嫌いだ。でも、

お前の事は大好きだ

これは、実に小粋ではないか。いや、「大好きだ」などと口に出すのは却って「野暮」だ、との意見もあろう。
が、元来日本人は、こういった事を伝えるのは苦手だ。かと云ってこれを伝えず、子供の言動をなじるだけなら、子供は「自分そのものを否定された」、と感じるだろう。
伝えるべき事を上手く伝える、それにユーモアや粋の要素は、大いに役立つのだ。

中にはユーモアをはき違えた親もいるもので、矢鱈と流行り言葉を使ってみせたりする。それも、微妙にズレた時期に。
例えば、自分が今まさに、思春期真っ只中だとする。食卓を囲んだ団欒の場などで、2008年1月の時点で、母親に「どんだけ~!」だの「そんなの関係ねぇ!」などと云われてもみよ。
無意味に腹が立って、「ご馳走様」も云わず、席を立つ筈である、仮におかずが残っていようと。

むしろ一回りして、「ゲッツ!」とか「だっちゅ~の!」などと云われた方が、「今かよ!」と突っ込めるだけ有り難い。

いや、「だっちゅ~の!」の決めポーズをする母親像は、決して見たくはないが。
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コメント

聞きたかったな
いいな。芸達者で。子どもたち、夢中で楽しんだんだろな。次回はいつ?

私も数人と一緒に2年前、OHP影絵で「雪わたり」をやりました。
そのときも、あまりに客席がシーンとしてて、こちらが不安になるくらい集中して観てくれた。

またやりたい。

7年生とか反
抗期だからついつい目くじら立てちゃうけど、ユーモアを持って接したほうが上手くいくかもなー。
何か↑にへんなカキコがあるぞ。
>25さん
本当に芸達者な貴女にお褒め頂くとは^^;私のは「多芸は無芸」の部類でして^^;
二年生の女の子に「『饅頭こわい』出来る?」とリクエストされたので、そのうちまたやりたいですね。
影絵とかも楽しそう!そういうの大好きなので、今後企画があったら誘って下さい!
でも、参加するのもいいけど、客席から25さん達の熱演も観てみたい^^

>あいぴょんぴょん
たまに妙な業者からのカキコはあるよ^^;見付けたら削除してるので、今後スルーの方向で^^
何故なら、削除してしまったら、「↑にへんなカキコ」が、あたかも上の>25さんのコメントを指しているようになってしまうから^^;

うちの学校でも高学年は反抗期入ってたりするけど、やさぐれてないと云うか、「健全な反抗期」という気がするよ^^
たまにそんな高学年の子に「荒木さん、~」と普通に話しかけられると、妙に嬉しいんだよね^^

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