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腹ペコ娘の算数力

子供の事を「餓鬼」と呼ぶのは、実に云い得て妙である。
語源には幾つか説があるが、代表的なのは、子供は手足が細く、お腹がぽっこりと出ている。所謂幼児体型が、「餓鬼草紙」等に描かれる「餓鬼」に似ているから、という説。
また、成長期の子供は常に空腹を訴える。その様をいくら食べても飢え続けている「餓鬼」に例えた、とする説等。

我が娘・ぴーぽこ(仮名)も、多聞に漏れない。

以前、あるイベントで学校が特別プログラムになった日、学童を終えたぴーぽこを学校の門前で出迎える私に対し、ぴーぽこは開口一番、

「あ~、おなかすいた!」

夕方とはいえ、学童でおやつを食ったろうが!

傍らの軽食班・上級生の母、フォアグラさん(仮名)の特別な計らいで、軽食の余ったシチューを、安く分けて貰う事になった。

子供好きなフォアグラさん、「ぴーぽこちゃん、美味しい?もっと温かかったら良かったねぇ」と話しかけて下さる。
無言でシチューを貪り食らうぴーぽこ。
フォアグラさんは私が(一方的に)「姉」と慕っている方である。つまりぴーぽこよ、オマエにとっては「伯母」に当たる(私の妄想の中で)。伯母さんに返事ぐらいしろっての!

喰い終えたぴーぽこ、ハァ~ッと息を付き、

「あ~、おなかすいた!」

オバQか、オマエは!!

その前に「ごちそうさまでした」とか、伯母さんいやさフォアグラさんに「ありがとうございました」とか、幾らでも云うべき事があるだろう!
いくら食べても満たされない「餓鬼」に、施餓鬼供養は無用である。


閑話休題、それはさておき。

シュタイナー学校では算数の教え方も、一風変わっている。

よく、「算数は答えは一つ」等と云われる。例えば、

「4+6=?」

と問われたら、答えは「10」一つしか無い。が、

「10=?」

と問われたらどうだろうか?

ふゆやすみ 005
ぴーぽこの宿題ノートより

答えは「1+9」、「2+8」、「3+7」~・・・また、「1+1+1+~」と1を9回足しても良いし、「1+2+6」等の答えもある。
また、「11-1」と引き算も加わると、答えは無限に広がる。
更に学年が上がって、掛け算や割り算を習うと、「2×6-2」等、多様さも増す。

答えは一つどころか、無限なのである。

因みに、シュタイナー教育での掛け算の導入は、芸術的、劇的ですらあるが、それはまたの機会に譲る。

ともかく、一年生は、おはじきや拾ってきたドングリなどを使って、こうした計算を行う。
暗誦する時は、膝や手、肩を叩きつつ、リズムに乗せて「5=、1+4、5=、2+3・・・」とやる。
尤も日常的には、「48+36=?」等の、普通の計算も必要だ。こうした計算問題や漢字の書き取り等、反復練習が必要なものもある。
そうした問題は学年が進んでから、計算ドリル等で補う。実際、中学年の子供達を見ていると、こうした計算ドリルの宿題に嬉々として取り組んでいる。低学年で数の不思議さ、面白さを知る事が、後の算数、ひいては数学への興味に繋がってゆく。

また、「4+6=10」というやり方は、他所から「4」と「6」を持って来て、自分の所で「10」にする、という感覚であるのに対し、「10=○+○」というやり方は、自分の所にある「10」を、様々に「分ける」、という感覚である。
つまり、実際にドングリ等を使い、こうした計算をする事によって、子供達の中に「分配」という感覚を教える事にも繋がる、というのだ。

シュタイナー教育には「道徳」の授業が無い。それは、どの教科からでも「道徳」の概念を教える事が出来るし、全ての授業が繋がりを持っているからだ、という。
分かるような分からぬような、曖昧模糊とした判じ物のようだが、上記の方法によって、この思想の一端を垣間見る事が出来る気がする。

さて、前述の餓鬼娘・ぴーぽこ。
我が家の食卓では、おかずは大皿に盛り、各自取り分ける。
例えば竜田揚げなどを出すと、ぴーぽこは必ず数を数える。

「1、2、3、・・・7、8、9。…全部で9個だから、一人3個ずつだね!

計算早ッ!!

然も、まだ習ってもいない割り算の概念である。

…空腹も子供の計算能力を高める…のか?
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コメント

空腹は計算力を高める
たしかに。
私は4人姉妹で壮絶なおやつ争いをして育ったから、特に分数なんていつ覚えたかもわからないくらい体に入ってたよ。
4年生の正月松の内も終わるころ、私は過敏性腸炎で寝てました。
毛皮のコートを羽織った山本リンダのようなお客様(元高校教師の母の教え子)が、当時札幌で一番おいしいと評判のケーキを子どもたちにどうぞと12個持ってきた。
当時1、2年生だった2人の妹が
妹1「わーいひとり3個ずつ~(^▽^)」
妹2「ちがうよ25姉ちゃん食べられないから、ひとり4個ずつ~o(^▽^)o」
母「親も入れなさい!お客様の分も!」妹たち「でも3個ずつはあるね!」

私は布団の中で、号泣した。


ところで、
どんど焼、落成式で撒かれた小銭おひねり、子どもたちがクイズにしてたよ。
「○○くんは5つ拾って全部で18円だったんだって~」
「○○ちゃんは3個で11円!」
それで10円玉、5円玉、1円玉がそれぞれ何個あったか計算してた。

ちなみに
親理事Kさんは11個拾って11円だったそうな。ヽ(゜▽、゜)ノ
もうやってんだー
こっちは足し算引き算は2年になってからだよー。
1年ではローマ数字までで、導入の部分でおわっちゃうみたい。
今はひらがなをやってるよー。
水曜日は雪が降ったからエポックをしないで、全校で雪遊びをしたよ!
ちびの担任の先生、8年生に取り囲まれて雪ぶつけられて、唇から流血したよー!!
>25さん
せ、切ないねぇ・・・^^;
子供にとって、自分だけケーキが食べられないって、かなり凹む状況だよね。。
私もよく自家中毒で入院していたので、食べられない辛さは分かりますが、一人っ子だったからなぁ。もし姉妹がいて、すぐ隣の部屋で姉妹が美味しいものを食べていたら、辛さ倍増だった事でしょう(--;

落成式&どんど焼き、近いうちにネタにしようと思ってます~^^子供達は何でも授業に結びついた遊びにするんだね!
因みに私はおひねり13個で51円でした~^^
お子さんにクイズ出してみて~^^Kさんの場合より計算し甲斐があるでしょ~σ.σ
ところで落成式全体のおひねりの総額は、いくらだったんでしょう?

>あいぴょんぴょん
やっぱり同じシュタイナー教育でも違うもんだねぇ。こっちでも学年によって若干違いがあるようだし。
各教師が子供達全体の様子を見て判断して下さってるんだよね。。
うちのクラスでは平仮名で、「絵から文字へ」というのを随分長くやってたよ。そろそろフォルメンの様に、絵からじゃなくてフォルムから入る予定らしいけど。
子供達が、自分の名前に含まれる文字を絵の中から見つける事を楽しみにしているので、絵から入るやり方を長めにしたんだって。こういう臨機応変さは魅力だね^^
うちも雪の日は急遽「雪遊びのエポック」になってたよ^^それにしても流血する程投げちゃいかんでしょ、8年生^^;加減しなさい^^;

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