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農業体験・自分篇

午前中、日陰の田んぼはひんやりとして気持ちが良い。
青い槍の葉には、変態後間もない小さなシュレーゲルアオガエルが、じっととまっている。

日向の方に進むと、泥水は俄かにぬるくなる。充分に育った大きなトウキョウダルマガエルが、炎天下の田んぼで跳ねている。

この日は田んぼの草取り。娘・ぴーぽこ(仮名・二年生)に直接体験をしてほしくて、上級生のポンパドールさんや狛犬くん(いずれも仮名)が個人的に参加している米作り体験に、我々親子も今年参加しているのだ。

田んぼを管理されているぽっぽさん夫妻は、農薬や化学肥料を一切使わないので、初夏になると雑草が伸び放題。中には、いかにも

「私は稲ですよ、雑草じゃありませんよ」

と云いたげに、稲に寄り添って生えている雑草もある。
フォアグラさん(仮名・ポンパドールさんの母)はそんな雑草を見付けては、

「こんなにカムフラージュしてまで生きようとしてるのを見てると、抜くのが可哀想になっちゃうね」

確かに。
が、これら雑草は抜いて捨てられるのではない。そのまま泥中に埋められるのである。
それが土壌生物や土精・グノーム等によって分解され、稲の肥料になる。そう考えると、これら雑草も無駄にむしり取られるのではなく、自然の循環の中に組み込まれるのだ。

さて、今回驚いたのは、ぴーぽこが何の躊躇もなく裸足になり、さっさと泥田に踏み入った事である。
前回は裸足で入るのに抵抗があったのか、靴下をはいたまま入っていたものだ。それが、どうした心境の変化があったものか。

シュタイナーによると、幼児は親を模倣する存在だ、という。それは表面的なことに止まらず、内面まで模倣する、という。
例えば、私がぴーぽこに、シュタイナー的なシンプルな木のおもちゃを与えた。が、私自身が海洋堂製作のリアルな食玩・動物フィギュア目当てにチョコを食っていたりすると、そういう姿を見せなくても子供は無意識にそれを模倣し、木のおもちゃに満足せず、リアルなおもちゃを欲しがる、といった具合に。
幼児期を過ぎたぴーぽこだが、模倣の力は九歳頃まで作用する。

私は前回・今回とも裸足で入ったのだが、前回は内心、ミミズに怯えつつ、おっかなびっくり入っていた。だが、泥の感触が心地よかったので、今回は初めからミミズを気にせず、ノリノリで入ったのだ。
そんな私の内面が、ぴーぽこに反映されたのかも知れない。

ぴーぽこが通うシュタイナー学校では、毎年高等部は農業実習に行く。今年は九年生が、二週間にも渡って宮崎県・綾町の農家に宿泊し、じっくり農業に取り組んできた。
こうして僅か数回参加しただけの私でも農業への興味が強まったぐらいだから、九年生達にとっては更に大きな影響があったことだろう。(この、九年生農業実習については、また改めて記事にしたい)

さて、作業は順調に進み、午前中には終了した。昼食を取りつつ、午後山遊びに行くか、川遊びにするかを相談。すると、現地のぽっぽ旦那さんより、こんな情報が。

「近くに綺麗な川がありますよ。映画の『妖怪大戦争(平成版)』のロケ地にもなった・・・」

なんですと?・・・「妖怪大戦争」!?

この映画をさほど高く評価してはいないが、妖怪好きな私、パンフレットは無論、DVDまで持っている。
フォアグラさんやモンローさん(仮名・狛犬くんの母)は、私の瞳が如実に輝いたのを見て取って、午後は川遊びに決定。

映画で、主人公の少年が妖怪・川姫や河童の川太郎と出会う場面。薄暗く不気味な淵であったが、実際に行ってみると清々しい小川で、避暑の家族連れも多い。中には水着で泳ぐ人達も。

我々一行は、シュタイナー学校以外からの参加家族も数組。子供達は早速川遊びに興じる。
裸になって泳ぐ男の子達、濡れてもいい服に着替えて、彼らとバシャバシャ水をかけ合う女の子。
小魚を捕ったり、綺麗な石を拾ったり・・・。
テーマ・パークも結構だが、人工物の無い自然の中でも、子供達は実に楽しそうに遊ぶ。

楽しいのは我々大人も同様。銘々ズボンやスカートをたくし上げ、冷たい川に足を入れる。
ディマジオさん(仮名・狛犬くんの父)など、川に着くなり短パン一枚になり、ざんぶと川に飛び込む。
う・・・羨ましい・・・。こんな事だと知っていたなら、水着を用意してきたのに・・・!
こんな私の「泳ぎたい」オーラを察知したフォアグラさん、

「私の(着替え用の)短パン、貸そうか?」

始めは遠慮したものの、水の誘惑には抗えず、図々しくも彼女の短パンを貸して頂く。
服を脱ぎ、髪をほどき、子供達からお約束の水かけ攻撃に嬌声を上げつつ入った川の、なんと心地良いことか。
泳いだり潜ったりしつつ、遊びに興じる子供や親達の背後にスイ~ッと回りこみ、水中から足首を掴んで驚かす。
長い髪を水草の様に揺らめかせてそんな悪戯をしている私に、モンローさん達は口々に、

「妖怪が出た!」 「水の妖怪だ!」 河童だ!!」

などと好き勝手な事を云う。

・・・違うの。私は妖怪ではなく、水の妖精・ウンディーネ。

いや、まぁ、百歩譲ってこの際「妖怪」でも良い。

だが、「河童」じゃなくて、「川姫」の方向で。



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コメント

そ、それは
みたかったような、見たくないような、、、。
ところで、里山は荒れるとゴムひもみたいなヒルがでるんですよねえ。ヒルは大丈夫だった?去年学校のプールで朝泳いでたから、捨てた覚えがあるけどさ。<かなりイジワル路線。漫画なら立てロール乙女。
いつも楽しく拝見させていただいてます。

「水の妖精」と「水の妖怪」かぁ。うーん、似て非なるもの・・・。
>ミニョンの母さん
体脂肪率10%程度の私のバディ、見応えゼロです。
ヒル、大丈夫でした^^でも悪い血を吸ってくれるそうだから、気味は悪いけど多少吸われた方がいいかも。って、煙草呑みだから、全身の血をくまなく吸われたらどうしよう・・・。
細いヒルはコウガイビルかしらン?血は吸わない種類の奴ね。

>megさん
そちらのブログも拝見させて頂いてます~^^南仏、写真も綺麗で、行ってみたくなりました^^
先日、コメントしようと思ったのですが、システムがうちのと違ってて別ウィンドウが開き、パソ苦手な私はどうしていいやら分かりませんでした^^;
今度また挑戦してみますね~。

日本よりヨーロッパの方が、「水の妖精」と「水の妖怪」の区別が難しいです^^;シュタイナーの述べる四大元素霊を「妖精」と定義すれば、それ以外の多くの妖精は、むしろ「妖怪」のように思えてきます^^;

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