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HOME>シュタイナー学校の日常

電車の中の怪しい親娘

通勤・通学の電車での楽しみといえば、何であろう。

「そらもう痴漢行為ですよ、もしくはエスカレーターでミニスカの中を手鏡で覗くとかだっははははは」

そう答えたオマエはこれ以上読まんでよろしい、すみやかに警察に出頭するがいい。
私の場合は読書や人間観察、仕事のストーリー・構成・演出を考える等、色々と潰せる。が、娘・ぴーぽこ(仮名)と一緒の時は、そうはいかない。

我がシュタイナー学校では、二年生までは親の送り迎えが義務付けられている。「七歳までは夢の中」、とはいえ七歳から急に目覚める訳ではなく、ゆっくりと目覚めてゆく。
親と共に登校し、門前で見送られる。そして授業が終わると、門前で親が迎えてくれる。こうした安心感に包まれつつ、「家庭」と「学校」との境界を定かにしてゆく作業が、過保護のように見えるが、子供には必要なのだ、と思う。
因みに働いている等の理由で時間に迎えに行けない家庭は、学童体制や、他の家庭の親が一緒に連れ帰る等のフォローがなされている。

我が家は電車での通学を余儀なくされており、電車内での時間をいかに有意義に過ごすかを常日頃考えていた。同じ学校の友達に会う事もあるが、そうではない時など、往復約20分の時間が勿体無い。3日で1時間になるのだ。

アルプス一万尺やあやとりは、向かい合わずに隣り合って座ってはやりにくい。
しりとりやら雑談は、駅までの道すがらで十分だ。

さて、シュタイナー教育では幼少期の「メルヘンのお話」が重視される。
子供は一日にせめて一度は心から笑える時間が必要だ。同時に緊張し、悲しむ時間も必要だと、シュタイナーは云う。
「緊張」や「悲しみ」は、実際に怒られる等での体験ではなく、「メルヘン」によってもたらされるべきなのだそうだ。
例えば危機に陥った主人公と共に緊張や悲しみを共有する。そして、最後はハッピーエンドが望ましい。半分夢の中の子供は、こうしたメルヘンに身を浸らせる事で、感情を豊かに育んでゆくという。

これだ!

元来私は読み聞かせが好きだし、小学生の頃などは学校の一寸したイベントの時など落語を披露していた程である、通学電車の中はメルヘンの読み聞かせの時間と決めた。

早速図書館で選んだのは、シリーズの「おばけ文庫」

・・・お化けって、 メ ル ヘ ン か?

そう!我ら妖怪好き父娘にとって、「お化け」イコール「メルヘン」と決めた!
実際、この本には「サバ売り(又は馬方)と山姥」や「うりこ姫」、「米ぶき粟ぶき」等の昔話を出典にした話も収録されている。
他にも様々な古い記録や柳田國男の「遠野物語」等の民間伝承、落語の幽霊噺など、出典は幅広い。

読んでみる。「山女」、これはいかにもメルヘンっぽい。
…主人公の二人の若者が、山女に化かされて、雪崩に呑まれちゃったよ…
「ハハハハ」と山女の高笑いが聞こえて終わり、って、

・・・ ちっとも ハ ッ ピ ー エ ン ド じゃないし・・・

また、四国の大田清兵衛という侍が「野づち」という妖怪を見たとか、茨城の野田元斎という医者が「わいら」という妖怪をみた、というだけの話、というか、記録。

もはや メ ル ヘ ン を通り越して、ただの目撃情報、都市伝説。そのうえオチすら無いときた。

かと思いきや、死者が集う霊場にて、死者達の会話、
「あの死者は自殺者だぜ」
「何故分かる?」
「それは分かるさ。あの死者は 裸 足 だろう」

って、綺麗にオチ過ぎだろ!小噺か!?

兎も角も、こんなメルヘンと呼んで良いやらどうやらのお化け話を、周りの乗客の迷惑にならない程度の小声で

おまえさんは、つれないお人ですね」だの

かべの中にぬりこめてやったのさ」だの

骨もオイオイ泣いている」だのと

声音を使って語り聞かせる私と、それに神妙な顔で耳を傾ける娘・ぴーぽこは、どう見ても怪しい。
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コメント

あやしすぎ
こっそり尾行して観察したくなりました。
私もよく息子としりとりしたな。
横に座ってたおじさんに割り込み参加されたこともある。
自然に3人で続けたよ。
微笑ましい♪
妖怪はメルヘンですよ!
いいなぁ、こっそり
隣で聞きたいなぁ(*^ー^*)
ペタゴジカルしてよ
いやー。お化けをペタゴジカルストーリーでやってくれ!
そしたらあなたはもうりっぱなシュタ親!!上級編。
クラスの遠足についていった事があるんだけど、かえりに先生がいつも教室でするお話をしだしたら、まさに移動教室になってしまった!!異次元!そこだけシュタ世界!周りの大人はびっくりしながら感心してました。
だって子どもたちが騒がないんだもの。子どものすぐ隣の背広のおっさん、ちょっと居場所ないようで気の毒でしたが。
ちょいと真面目な話になりますが
> 「緊張」や「悲しみ」は、実際に怒られる等での体験ではなく
> 「メルヘン」によってもたらされるべきなのだそうだ。

これね、あの幼稚園の存在を知ったときに
初めてシュタイナー教育関連の本を読み漁って
このこと以外にもいろいろな
“小さな子に与えるべき環境”のこと読んでね
すごく感動したんだけど、でも・・・。

近所のママと話してて意見が一致したところに
“でも、こうできなかった子にどう接するか・・・載ってないんだよね・・・”
選民思想じゃないんだけど
じゃぁ、シュタイナーに出会うまえに
じゃんじゃか実体験で叱られたり感情的に怒られたり
絵本好きが高じて3歳前にひらがな覚えちゃったり
近所のお兄ちゃんが大好きで
童謡より先にポケモン歌えるようになっちゃったり
そういう子はもう・・・アウトなの???って。

そうじゃないとは思うけど。

うちの子らは実体験でいっぱい怒られて
目覚める前にたっぷりたたき起こされてます。

その影響といわれてしまえば仕方ないような現象ももちろん起きてます。

そういう子は・・・そのまま突き進むしかないのかな。
ありゃりゃ
ごめんなさい。
えらい長いコメになっちゃった・・・。
>25さん
おじさんが飛び入り参加って、面白い~^^よっぽど25さん親子の様子がほのぼのと楽しそうだったんでしょうねぇ。。目に浮かぶようだわ^^
拍手コメントのレスも兼ねて、そんな怪しい我々を尾行している貴女の姿を想像すると、それも十分怪しいぞ^^

>癒し系ラスカルさん
賛同者!妖怪はメルヘンですよね!
「こっそり」と云わず、耳元で囁いてあげましょうか*^^*(セクハラ!?)でも内容は甘い言葉とかじゃなくて、「これは土ころび妖怪である」とか、そんな^^;

>ミニョンの母さん
お化けでペタゴジというと、「そんな悪い子は、なまはげに連れて行かれるそうな」とか、脅しに持って行ってしまいそう^^;
そういえば、ぴーぽこが怪我や成長痛で痛がっている時、舐めずり猫という架空の妖怪をでっちあげ、「早く寝ると舐めずり猫がやって来て、痛いところを舐めてくれるんだよ。そしたら痛みが治まるんだよ」とやって、早く寝かしつけた事があるけど、これもある意味「ペタゴジカル」と云えるのどうなの?
先日の稲刈り、帰りの電車で子供達は伝言ゲームを楽しんでました。一つの目的に意識が向くと、子供達は本当に集中して静かだね。

>ちゃい蔵さん
レス長くなりそうなので、単独でレスしますね~^^
乙女なりの答え
>ちゃい蔵さん
>“でも、こうできなかった子にどう接するか・・・載ってないんだよね・・・”
私も思いました!私とて感情的に怒鳴ったり、ぶった事もあります。まだまだ至らぬ親ですよ(--;
私もシュタイナー精読しているわけじゃないので、もしかしたらどこかに「こうできなかった子にどう接するか」述べているかも知れませんが、少なくとも入門書的な本には載っていない、これは、「どう接するか」を親自身で思考・実践する、ある意味シュタイナーが我々親に課した宿題かも知れません。
と云うのも、私自身、もし「どう接するか」が書かれてあったとしたら、例えば、
「あぁ、また感情的に怒ってしまった…。でも、そういう時にはこう接すれば…」
等と、マニュアル的、免罪符代わりに使ってしまいそうな心の甘さがあるからです^^;

この学校の高学年の子供達は、途中からシュタイナー教育に移った子が殆んどです。彼らの親御さんは「もっと早くシュタイナーを知っていれば…」と、よく云うのですが、それについてドイツ人のベテラン・シュタイナー教師のある先生は、笑って
「過ぎたことを後悔しても仕方がありませんよ」
という意味の事をおっしゃっていました。
確かに、過去は変えようがありませんが、かと云って「もう・・・アウト」でも「そのまま突き進むしかない」わけでもありません。子供は未来に向かって生きているのです。

シュタイナー教育は、子供も勿論ですが、むしろ親が「親」として成長する為の側面も大きいな、と思います。
私はシュタイナー教育は正しいと思ったからこの学校を選んだのですが、「シュタイナー”だけ”が正しい」とは思っていません。
「感情的に怒ってはいけない」等はシュタイナーに限らず育児の基本ですし、とにかくシュタイナーであれ何であれ、「確かにそうだ…」と自分で腑に落ちた事を実践する努力が、親には必要だと思うのです。

>じゃんじゃか実体験で叱られたり感情的に怒られたり
σ.σ シュタイナー学校の親も、殆んど皆そうです^^;分かっていても、ついやってしまう。
以前クラス会でもそんな話になり、全員多かれ少なかれそんな経験、悩みを持っていました。
そこで、「自分はこういう方法をやってみたらうまくいった」「私もそれをやってみたけど駄目だった」「こういう方法を聞いた事がある」等の意見交換がなされました。
どうすれば感情をコントロール出来るかの方法は、各人の性格によっても向き不向きあるようですが、例えば、
・深呼吸をする
・イメージの中でサンドバッグを叩いて気を落ち着かせる
・怒鳴る前に、子供に「今から怒鳴るよ!」と宣言する。それによって自分自身多少は落ち着くし、子供も身構えるので、ダメージは軽減する
また、上記のシュタイナー教師は「怒鳴ってしまいそうな時は、いっそのこと黙った方がいい」とおっしゃってました。
大事なのは、親が自分に合ったやり方を模索し、実践してゆく事だと思います。簡単には変われないけど、諦めずに努力する事。私自身、まだ至らぬ親ですが、「以前よりはマシにはなってる」と実感しています。
学校でよく云われる言葉、「親が1cm変われば子供は1m変わる」
まずは我々親が変わろうと努力する事が大事だと思います。

>絵本好きが高じて3歳前にひらがな覚えちゃったり
σ.σ 文字については近く本文の記事で扱おうと思っています。例によって馬鹿話交じりなので、参考になるかどうかは分かりませんが^^;

>近所のお兄ちゃんが大好きで 童謡より先にポケモン歌えるようになっちゃったり

σ.σ 近所に、大好きで憧れのお兄ちゃんが存在する、という事は、とても素晴らしい事じゃないですか!お子さんはきっと、そのお兄ちゃんから多くのものを学んだと思います。宝物ですよ!
それを考えたら、アニソンなんて大した問題じゃないと思います^^
目には見えないけど、きっともっと大切な事をそのお兄ちゃんから学んだでしょうから。。
余談ですが、親の目から見て、我が子が「よりによって、なんであんな子と遊ぶのよぅ」と思えるような子供と仲良くなるのも、それはその子供達が自分ににとって必要だ、と無意識に感じているからだそうです。

何にせよ、例えばテレビを例にとると、「シュタイナー教育ではテレビはご法度だから」というだけでテレビを捨てるのは、ある意味で思考停止でもあります。「何故テレビが駄目なのか」を熟慮し、「では我が家ではどうするか」を模索してゆく、そのプロセスこそ大事だと思います。

以前、ドイツのオイリュトミーの先生に、
「今度生まれ変わったら、シュタイナー教育を受けたい」
と云ったところ、彼曰く、
「何故デスカ~?貴女ハマダ生キテマ~ス。間ニ合イマスヨ~」
三十代半ばの私ですら間に合うのです^^;勿論、ちゃい蔵さんも。
ましてやまだ幼いお子さん達、まだまだこれからですよ!^^
シュタイナーに限らず、ちゃい蔵さんが「良い」と思った事を、家庭で実践してゆく、急に変わろうと思わず、でも、なるべく意識して。子供にとって、基本は「家庭」なのですから。。
ぴーぽこちゃんは女の子だからねー。
通学時間の過ごし方って大変だよね。
お友達がいっしょならいいけど。
ちびは鉄っちゃんだから毎日一番後ろの車両に乗って車掌の動作を観察してるよ。
JRの車内の職員募集の広告を見ると将来の姿が浮かんでくるよ(汗)
ありがとう
うわー、どうもありがとう^^

またすっごい長く書いてしまいそうなのでぐっとガマンして御礼だけ・・・。

でも
> 親が1cm変われば子供は1m変わる
これは本当に励みになるかも。

乙女さん、私の本棚見たらきっと驚くから。
著名な育児書はほとんどあると思うよ。
シュタイナー関連もいっぱい。
内藤寿七郎先生も、佐々木正美先生も、平井信義先生も・・・。
でも読んだ直後だけ。継続しては何も実践できない。

その本全部売り飛ばしてもいいと思っちゃった。
そのぐらい・・・名言な気がします☆
>あいぴょんぴょん
相変わらず鉄道好きなんだね~^^
電車好きだといいよね、通学も大好きな物に乗っている、という事になるから。
妖怪好きなぴーぽこで云うと、「輪入道」とか「大むかで」に乗ってるような感覚かしらん^^;
それにしても、車掌さんを観察…。電車そのものや車窓の風景じゃなく「車掌さん」というのも本格的だね。そのうち時刻表とか読み出すよ^^

>ちゃい蔵さん
いえいえ、「本文か?」という位長いレスになってしまってすみません^^;
人間、この歳になるとなかなか「変わる」というのも難しいもので、こんなエラそうなレスを書いた日の夜、娘を泣かしてしまいました、とさ(--;。叱り方で反省すべき点もあったけど、前はもっと感情的に怒ってただろうな、とも思い、前より少しは進歩している、と実感。反省すべきところを改善してゆき、「上手に叱れる」ようになりたい、と思いましたよ。
上手に叱った、と実感できた時は、その結果子供が泣いたとしても、自分の中にわだかまりは残らないものだし。
そうやって少しずつでも親が変われば、子供はどんどん変わっていくそうです。
今回のちゃい蔵さんの問いかけで、私も改めて色々考える事ができたので、感謝してます~^^また何かありましたら遠慮無く書き込んで下さいませませ。
私は「答える」と云う程シュタイナーや育児を学んだ訳ではないけど、せめてこうして共に考えて行ければ、と思ってます~^^

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