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HOME>シュタイナーと妖精、天使

働く妖精

誰しも、幼い頃、親や先生等に、妖精が登場するメルヘンを読み聞かせて貰った経験があるのではないだろうか。
また、親になって、幼い我が子にそうしたメルヘンを読み聞かせた方々も、少なくはないだろう。

シュタイナー研究家で、多くのシュタイナー著書を翻訳もされている西川隆範氏によると、シュタイナー教育においては、妖精の存在を否定している大人が子供に妖精が登場するメルヘンを語るのは、虚偽的行為になる、という。大人は、妖精の存在を宗教的に妄信するのではなく、精神科学的探求を経て確信する必要があるのだそうだ。

・・・って、どんな探求をせよと!?

などと、常識人ぶったツッコミを入れるのはよそう。なにしろ私、幼少の砌より妖怪やら妖精といった存在に格別の興味を持っていた事は、これまで何度か記事でも書いた通りだ。

そもそも妖精など存在するのか。
北欧では、地域によっては今でも妖精との交流が行われているそうだ。
例えば道路を作る時、「そこに道路を作ってよいかどうか」を、その地域の妖精・自然霊に、霊視能力者を通して伺いを立てる。もし妖精によって拒否されたら、迂回して道路を作るのだそうだ。

こうした風習を一笑をもって付すなかれ。日本においても似たような風習はある。
例えば、地鎮祭。尤も日本では、土地の神・精霊に伺うのではなく、「ここに家を建てますのでひとつ宜しく」って、それじゃ事後報告だって。
ともかくこうした祭事は、かつての自然霊や土地神などとの交流の名残りであろう。

さて、シュタイナーが優れた科学者でもあった事は周知だが、同時に霊視能力者でもあった。彼の眼には、妖精も視えていたそうだ。
が、シュタイナーは非常に慎重であった。

「妖精さんが視えるなどと云っても誰も信じてくれないだろうし、自分の思想全体がキワモノ扱いされてしまう」

と思ったかどうか、彼は永年そうした領域については沈黙を守った。
そうして、こうした存在について観察や科学的考察を重ねた挙句、機が熟した頃を見計らって、講演等の場で発表した様だ。

私など、妖精を視た日には喜び勇んで吹聴することだろう。

さて、古来より、数々の妖精伝説が伝わっている。エルフやニンフあたりは有名で、可愛らしい、又は美しい妖精の代名詞でもある。
中には人間にとって性質の悪い者もおり、例えばロシアのヴォジャノーイなどは妖精というより妖怪、人を川に溺れさせて命を奪うのだから、日本の河童に近い存在と云える。

また、日本の「家鳴り」、「クネユスリ」や「座敷童」、「倉ぼっこ」といった妖怪達と西洋の妖精・ボブゴブリンとの共通性等書き出すと、話がマニアックになって、もはや「シュタイナー」でも「育児生活」でも何でもなくなるので、ここは割愛するが、ともかくこうした視えざる存在達は、洋の東西を問わず、広く親しまれ、時に畏れられている事には疑いはない。

一口に「妖精」と云っても、妖怪的なものまで含めるとその種類はあまたあるが、シュタイナーが言明しているのは、所謂「四大元素霊」と呼ばれる存在だ。

つまり、

①土の精・グノーム(ノーム) ②水の精・ウンディーネ 

③風(空気)の精・シルフ ④火(熱)の精・サラマンダー


である。
四大元素霊について言及したのは、16世紀、ヨーロッパの科学者・錬金術師のパラケルススである。
この世界は四元素~地・水・火・風~によって構成される、という思想で、それぞれに精霊が宿っている、という。

因みに東洋ではこの「四大」に「天空、又は無」を意味する「空」を加えて「五大」、更に「識」(意識)を加えて「六大」によって構成される、との思想もあるが、これなどは非常にシュタイナー・神秘学の匂いがして興味深い。

シュタイナーは、自ら知覚した妖精たちを、便宜上パラケルススが提唱した四大元素霊の名で紹介した。
「便宜上」というのは、彼等がそれぞれ「地・水・風・火」の特性を備えているからであり、シュタイナーが述べる妖精の実像と、一般的な四大元素霊のイメージにはいくらかの相違点があるからだ。それら相違点については、今後述べてゆきたい。

さて、シュタイナーによると、彼ら元素霊は鉱物界、植物界と関わりを持つ。特に植物の生育には、彼らの存在は欠かせず、重要な役割を担っているという。
また、動物界や人間界と関わっている者もいる。
善良な者もいれば、邪悪な妖精もいる。

妖精や妖怪の多くは気儘に暮らしているが、シュタイナーが「妖精」として取り上げているのは、主に前述の、役割を担って「働いている」四大元素霊たちである。彼らは天使の眷属のような存在なのだ。

この四大元素霊と一致はしないが、日本でも似たような存在はいる。妖怪、自然霊と呼ばれる者の中でも、天部の神仏の眷属として働く者たちである。
例えば天狗、龍、狐や蛇といった存在たちで、元素霊同様善良な働き者もいれば、邪悪な低級霊もいる。
役割こそ違え、彼らも元素霊に近い存在ではなかろうか。

今後も折に触れ、彼ら妖精たちについて、更に詳しく考察してゆきたい。

そういえば、以前、ドイツ人シュタイナー教師・小籠包先生(仮名)と会食した折、妖精・グノームについて質問した事があった。
彼は開口一番、

「君はそれを、真面目に聞いているのか、それとも

フザけているのか?」


心外だな!こちとら大真面目だっての。「本気」と書いて、「あき乙女」と読む。
彼にそれを告げると、丁寧に質問に答えてくれた。そして最後にこう付け加えた。

「ヨーロッパでは、シュタイナー教育や育児について質問される事はあっても、妖精について聞かれる事はまず有り得ない。だから始めに、真面目に聞いているのかどうか確認したのだ」

・・・いや、日本でもそんな酔狂な質問をするのは、私以外そう多くはないだろう。


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コメント

そりゃあもう、
なんつったってさ、ご本人が妖精だからさあ。まじめだよね。自分のことだけに。
ってーか、あの場でふざけて質問する人いないって。
さすがに幼少から興味があるだけあって、詳しいね。うちにいる妖精さんは、鉱物は育てても植物は育てないのよねー。すごい勢いで枯れてくわ。w
シュタイナーはオーラが見えたり、と今で言う霊能者だったそうですね
私も耳にしたことがあります
一度その能力がなくなってしまいゼロから訓練再び取り戻したそうですよ

北欧に住んでいると妖精が住んでいそうな森がすぐその辺にあり
私の住んでいる家から歩いて20歩先はすぐ森です
妖精がすんでいそうな所にいるのに私にトロールも見えません
>ミニョンの母さん
遠い過去・妖精→現在・人間→未来・女神
こういう流れって素敵じゃない?つか、どこまでも夢見がちな私σ.σ
あ、質問したのはねぇ、本文では「会食」とか書いてるけど、実は「父の飲み会」の場なんですわ。先生はお酒呑まないけど、酔った父兄から冷やかしの質問が出かねない場でしたからねぇ^^;
答えてくれた小龍包先生も勿論ですが、そんな質問まで通訳して下さった風姿花伝先生(仮名)にも感謝です^^

>もんちゃん
うちもよく枯らすよ(--;
あ、でも最近は結構順調かも。店員に「今年は花は咲かない」と云われてた、2鉢100円のサルビアも、両方咲いたし。
雑草も一緒に育てているから、最近ベランダが大変な事になりつつあるよ^^;妖精さん、お疲れ様、って感じです。
このところ動・植物に気が行ってて、鉱物は放置気味だわ^^;そろそろ浄化してあげないと。

>なちぶーひとみさん
ゼロから再訓練、というのは初耳でした~!
人がそうした能力を身に付けようとする時、現実的な「記憶」と「良心」を持ち続けていなければならない、とシュタイナーは述べてますが、再訓練の事を聞くと、改めてこの事に説得力を感じました~^^

北欧は妖精天国ですものねぇ。。ムーミン・トロールはフィンランドですよね。(厳密にはムーミンは妖精とも一寸違うそうですが)
北欧、それもそんな森の近くに住んでるって、いいですねぇ。。♪イ~ズント・イット・グ~ッド ノーウェジアン・ウ~ッド、って、まさにそのノーウェジアン・ウッドなわけですね!
元素霊は至るところで働いているそうですが、そんな森にはまた色々な自然霊が暮らしてそうですねぇ。。見えなくても、トロール達のすぐ傍で暮らしてると思うと素敵じゃないですか^^

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