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ハロウィンの選択肢

日本でもすっかり定着した観のある、ハロウィン。
お馴染みのセリフ、「TRICK or TREAT!」、「お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」と意訳されているが、直訳すると「悪戯か、おもてなしか」といったところか。
普通はそこでお菓子をあげるわけだが、
「じゃあ、悪戯で」
と選択したなら、彼等はどんな悪戯をしでかしてくれるのだろう。

六年生のある女子生徒に聞いてみたところ、

「う~ん・・・ぶちます

って、それ悪戯か!?
悪戯と云えば、例えば靴の中にミミズを入れるとか、ウォシュレットの水勢・温度をこっそり「強」にしておくとか、食料品に異物を混入したり、刃物で刺して「ムシャクシャしてやった、相手は誰でもよかった」と供述してみるとか、って、途中から悪戯通り越して犯罪になってるっての。
ともかくこうしたネガティブなベクトルへの想像力は、豊かでなくて良し。

二年生の娘・ぴーぽこ(仮名)の学校でも、学童の子供達がハロウィンを企画し、ぴーぽこも何日も前から、
「うちは黒猫になるんだ」
「やっぱりコウモリになることにした」

などと楽しみにしていた。

こうした子供達の企画を学童教師や母達がサポートし、10月31日、ハロウィン当日を迎えた。

その日は月末、クラスの祭壇係の私は、放課後10月の祭壇を片付け、11月の祭壇をセットし、学童の手伝いに行った時には、既に仮装して校内を練り歩いた子供達が、おやつを食べるところであった。

コウモリに扮したぴーぽこの他にも、色々な動物や魔女に化けた女子達や、骸骨、騎士の男子達などが、声を揃えて

「トリック・オア・トリート!」

学童教師やサポートの母達の中にも、仮装をしている方々が。
特にカボチャ大王の学童教師・ドジョウ先生(仮名)や、魔女に扮したシュレーゲルさん(仮名)などは、子供以上に気合が入った仮装である。

そんな中、日本の妖怪・ろくろ首までいるではないか。着物をすっぽり頭まで被り、首を手で動かすという、凝った作りである。そういう状態なので、誰が扮しているか、顔は見えない。
ぴーぽこに、
「ほら、ろくろ首がいるよ!」
と示すと、ぴーぽこ、淡々と
「知ってるよ」更に、
「中に誰が入ってるか知ってる?」
などと云ってくる。

これまでも何度も述べて来たが、七歳までの幼児はメルヘンの世界の住人である。歯が生え変わる頃から次第にメルヘンから離れ、この世界に足を下ろす。つまり、自分と外界との境界を、少しずつ認識してゆくのである。
シュタイナー教育では、そうした時期の子供達を強引に揺さぶり起こすようなことはしない。
まだ作用が及んでいるメルヘンの力を大切にしながら、ゆっくり目を覚まさせるように導くのだ。

早生まれのぴーぽこ、まだ七歳、然も一本の乳歯すら抜けてはいない。
まだメルヘンの中だと思っていたが、「中に誰が入ってるか知ってる?」などと云うところを見ると、もう大分目覚めかけているのだろう。
まだ暫し夢の中にいて欲しいと願う私、こう答えた。

「『誰』も何も・・・あれはろくろ首だよ」
「違うよ、きっとレインボーくん(仮名:三年男子)のお母さんだよ」

「・・・ろくろ首だよ!」

「レインボーくんのお母さんだよ!」

「ろくろ首だよ!!」
「レインボーくんのお母さんだよ!!」

こうしたやり取りを、「水掛け論」という。

その後、仮装した大人達が改めて子供達に挨拶する折、ろくろ首はそのヴェールを脱ぎ、レインボーくんの母が顔を出す。
ぴーぽこ、私をねめ付け、

「ほら、やっぱりそうじゃん!」

って、何を勝ち誇っているか。

それにしても、仮装している母や先生達を見るに付け、羨ましくなる。来年もあるのなら、私も参加したいものだ。何になる?魔女?いや、ここはやはり、妖精?難しき選択肢である。

だが、ハロウィンは10月31日。祭壇の入れ替えも月の末日。
・・・ってことは、未来永劫無理じゃん!
こうした私の思いにより、翌週のあるイベントで、私は奇行に走るに至るのだが、それについてはまた改めて。

終了後、低学年の子供達は、魔女に扮した上級生の、手作りの魔女ハットを貰い、銘々嬉しそうにそれを被って帰路に付く。
ぴーぽこも一年生の皇帝くん(仮名)と二人、魔女になり、声を揃えて覚えたての台詞を連呼する。

「トリック オア トリック!

トリック オア トリック!」


・・・って、「悪戯」以外の選択肢は無しかい。


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コメント

父親BBQで仮装したじゃないの(-.-;)
ハロウィンはタイに住んでいた頃もとても盛り上がっていました。
アメリカで始まった新しいお祭りのようだけど、もう世界各国で仮装大会やってますよね。

私が高校生の頃に、引っ越した先の子供会の恒例行事になってて、「ロウソク出~せ出~せよ~、出~さ~ないと~ひっかくぞ~、お~ま~け~に~つっつくぞ~」と歌いながら次々と家を訪問する子供たちが来ました。
最初の年、私の父は本当にロウソクをあげて、微妙な反応をされていました(ほんとはお菓子をあげるらしい)。翌年から、その日のためにお菓子詰め合わせ袋(包装紙を貼り合わせた手作り袋詰め)をたくさん用意して、来る子供たちにあげたところ、「あそこはいいものくれる家だ」という情報が流れたようで、来訪者が飛躍的に増えました。

でも私が大学生の時には、子供会が「子供会関係者の家しか行かないように」と訪問先を指定するようになり、我が家は素通りされるようになりました。
お菓子を準備していた父は、玄関前に出て、「お~い、うちにもおいで~」と、呼び込みをしたそうです。
***

仮装は、父親BBQイベントで受付テントの中で怪しい受付嬢やってたからいいんじゃない?

みんなが仮装しているときは混ざりたいんだね。そうでないときもやりたいんだね。w

来年のハロウィンでは、ぜひ落ち武者の仮装をしつつ、祭壇替えをやってください。長いローブをまとって籠にきのこをいっぱいいれた妖精(ドワーフ?)の格好でもいいよ。w
ハロウィン、、、。自分の歴史にない行事だわー。
何に仮装しようかなあ。こういうのって自分が考えるより人に聞いた方がいいんだろうなあ。
あ、ムーミンのミィ。昔いわれた。
(似ているもんになるのか?仮装って。)
>25さん
ひっかいたりつっつかれたりするのか^^;ダメージは少なさそうだね。
それにしても、本当に素敵なお父様だったのですねぇ。。お人柄が浮かぶようです^^呼び止められた子供達も嬉しかったでしょうねぇ。。
そう、本文中の「奇行」とは、まさにBBQでのこと。後ほどアップする予定です^^

>もんちゃん
幼稚園の頃もフラ・ガールとかやったしねぇ^^あ、地味だけど、ジョン・レノンになって演奏したりもしたなぁ。
落武者にドワーフ?いや、もっと可愛いのがいいなぁ。魔女ッ娘とか、コウモリ娘とか。
そうだ、コウモリ娘で祭壇やって、そのまま合流しよっとσ.σ

>ミニョンの母さん
じゃあ私はミムラ姉さんになるかな。
ミムラって、原作ではミィのお母さんらしいね。で、父親は違うけど、スナフキンも産んでる。つまりミィとスナフキンは異父兄妹で、二人の母がミムラなんだって。
私は子供時代、丸顔だったのね。で、目と鼻が大きくて口が小さかったので、「スナフキンに似てる」と云われてた^^;
私の認識では
ミムラって、家族というか、人種というか、一族の名前、と思った。原作では。そうそう、ムーミンパパとスナフキンのお父さんも一緒に冒険してるよね。
「スナフキンに似ている」は10代後半だと「かっこいい人」の総称ですよ、あなた。
昔大学時代「私はさしずめミィなのか?」といっていたら後輩に「いや、あのちっちゃくて飛ぶやつ。びとーーん、びとーーん、ってやつ」っていわれた。人間の形もしていないのか、、、、。
>ミニョンの母さん
いや、私が「スナフキン」だったのは、幼稚園の頃^^;
然も、生き様とかじゃなくて、単に見た目が(--;
>びとーーん、びとーーん
あの、黒い毛むくじゃらのアイツね。名前忘れたけど、邪悪な目をしたアイツだね^^
ザ・スターリンとか聴いてた頃でしょ?黒くて邪悪だったのかしら?^^「びとーーん、びとーーん」じゃなくて「バキューム!バキューム!」って、ミチロウっぽく飛ぶな、私なら^^

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