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リアクション・受付け嬢

去る土曜日に行われた、父親主催のあるイベント。(このイベントについては、別の機会に詳述したい)
普段は母達に混じって働いている私だが、今回は珍しく父達の手伝いをすることに。
状況によって動物に付いたり鳥に与したりするコウモリのようなものだ。

私は受付けブースの担当を仰せつかった。
それならば、と、前日にある事を思い付く。
前回の日記で、ハロウィンで仮装魂に火が点いた私が行ったという奇行が、これである。
と云っても、軽く女装を決め込んだだけのことなので、「奇行」というほどの事ではない。

つまり、「受付け嬢」になろうというのだ。

開始前、机に布を敷き、花や水晶を飾って受付けのセッティング完了後、今度はオノレのセッティングである。
男子トイレに籠もり、鏡の前で髪をツー・テイルの三つ編みにし、イヤリングを付けて口紅塗ったら、素敵な受付け嬢に大変身よ
この間、父達が二人程用足しに入って来たのだが、この異様な光景に、さぞかし度肝を抜かれたことだろう。

服装は、普段からユニセのレディース服なのでそのまま。カフェエプロンを巻けば、一寸スカートっぽい。
更に、以前ウクレレサークルで付けていたレイを頭に巻き、受付け開始。冷静に考えれば、こんな珍奇なスタイルの受付け嬢など居ないっての。

大人達のリアクションは様々だが、多かったのは、

「似合う~!」「綺麗~!」

という賞賛。そうでしょうとも、もっと褒めても宜しくてよ。という思いと同時に、「・・・気を使わせてるんじゃあるまいか」との思いもあり、乙女心は複雑なの。

一部の母達の中には、

「出た!!」

と、化け物扱いする人も。
「あら~、私の美貌に嫉妬してらっしゃるのね~」ということにして、ノン・シャラン。

さて、子供達のリアクションは興味深いものがあった。それを、シュタイナーによる子供の成長の概説と共に紹介したい。

シュタイナーによると、概ね七歳頃、子供のエーテル体は覆いを解き、自由を得る。が、急に目覚めるのではなく、幼児の頃のメルヘンの作用を残しつつ、次第に目覚めてゆく。
松井るり子さんの有名な著書のタイトルに、「七歳までは夢の中」とあるが、7歳を過ぎたばかりの低学年の子供達は、目覚めかけの「まどろみの中」と云えるかもしれない。

これぐらいの子供達のリアクションは、実に大きい。

「あ~ッ!ぴーぽこちゃんのお父さんが女の人になってる~!」

って、性転換してないって。「女の人の格好をしてる」ではなく、「女の人になってる」という表現が、この年代の子供達の世界観を象徴している。
また、「口紅も塗ってる~!」と、細かい点も見逃さない注意力も持っている。

やがて来るのが、シュタイナー教育で云う「ルビコン世代」(三年生頃)である。
夢から覚め、自分と外界との距離を認識する。それまで曖昧であった自分と外界との境界が明確になるのだ。

実際、この年代の子供達は、低学年の子程は過剰な反応はしない。四年生女子のムササビちゃんや帝釈天ちゃん(いずれも仮名)なども、私のすぐ前で笑いはするが、以前のようには騒がない。
以後、学年が上がる毎にその距離は広がり、遠巻きに見て笑っている。これも、各年代の子供と外界との距離を象徴している様だ。

そして、思春期の最中にある八年生辺りになると、普段通りの表情であったり、笑うにしても穏やかだったりと、最もリアクションが薄い。
別に私も笑かそうとしてやっている訳ではないので、実はこれぐらいのリアクションがやり易い。(とは云え、須らく全ての人々のリアクションがこうなら、それはそれで寂しいのが乙女心の複雑さ)

この年代は、アストラル体が自由を得る時期であり、シュタイナー教師はよく「顔に『内装工事中』と書いた張り紙を貼っている年齢」という表現をする。
内面が変化する時期であり、大人に対する表情が最も乏しい時期だろう。

これを過ぎた、高等部の生徒達のリアクションは、実に様々であった。
私を見るや笑い出す九年生の女子達、中でもカッコウさん(仮名)などはわざわざ私の元に舞い戻り、素直な疑問を投げ掛ける。

「それ(イヤリングや花飾り)、自前ですか?」

自前ですとも。

十年生は職業実習の為不参加だったが、ただ一人、実習終了後に駆け付けてくれたオータムさん(仮名)
「お帰りなさい。職業実習はどうでした?」と話しかけた私に、
「ただいま、・・・」
と答えかけた彼女、私に背を向け、肩を震わせ、笑いをかみ殺しつつ、

「・・・・・・顔が見れない・・・」

目の前の現実を直視するのよ!

十二年生のステッグくん(仮名)などは、普段私が母達に混じって働いている姿を知っているのだろう、こう話し掛けて来た。

「今日はお父さんとして参加ですか?お母さんですか?」

もはや大人と変わらない、諧謔溢れる彼の問い掛けにこう答える私。

「受付け嬢としてです」
って、答えになってないっての。

アストラル体が自由になった彼等の中では自我体が育っている。自我体が誕生し、自由を得るのは21歳頃。彼等のまだ生まれる前の自我体は、誕生に向かって着実に成長しているのだろう。
小・中学部の生徒達のリアクションが、個人差はあるものの、概ね年代としての共通した傾向があるのに対し、高等部は如実と云ってよいぐらい「個」としてのリアクションが出ることが、それを物語っているように思う。

また、印象的だったのは、幼児部の女の子。帰り際に、その子に「左様なら」と手を振る女装受付け嬢に、何の違和感もなく当然のような笑みで手を振り返す彼女。「七歳までは夢の中」、どうやら私の珍奇な姿は、この子にとって悪夢とならずに済んだ模様。

一寸した思い付きでやった女装だが、それによって子供達のリアクションからシュタイナーの子供の成長観との一致を観察し得たのだから、なんでもやってみるものである。
来年は、ゴスロリ・メイド姿で「お帰りなさい、ご主人様」とかやるか。

いや、それはやり過ぎにも程があるっての。



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コメント

受付嬢お疲れ様
BBQ大会の後半、先に帰る子が「私、ぴーぽこちゃんと帰りたい。」って言ってたので、私が「そうするともれなくあのおとーさんもついてくるよ。」って言ったら、
「いいよo(^▽^)o」って楽しそうに答えが返ってきました。
よかったね!

ところで前ブログコメントの話題だけど、私は小さい頃からムーミンに似てるとよく言われたものです。
やった!主役だ(^-^)
もはや慣れました。
受付嬢はもはや慣れましたが,「きみといつまでも」の台詞に引きました。次はみんなで肩組んで歌ってください。

25さん、
いいなあ、主役。今ならムーミンママもそのままかも。
さすがね~。みんなに退かれる前にほどほどに。w
レイを頭に巻くのは、やはり受付嬢ではなくってよ。
多忙続きでレス遅れてすみません(--;

>25さん
ミクシィのトップ画像撮影の為、ナース服を着た時、ぴーぽこや遊びに来ていた子供達は、「男の人なのに気持ち悪い~!」と大騒ぎ。
ところが、撮影を終えて着替えようとしたら、皆に「まだ着替えないで!」と止められました。然もそのままの姿で「病院ごっこ」に付き合わされました。それも、私が患者。ナースなのに。別の意味で病気ってこと?
それにしても、「ムーミン」って^^;スノークのお嬢さん(ノンノン)でいいじゃん、女子なんだから^^

>ミニョンの母さん
「きみといつまでも」、たまたま私の前に歌詞があったので、その場の流れで私が朗読しました^^;
私だったらザ・スターリンの「STOP GIRL」を歌いたい。「イヤだと言っても愛してやるさ!」って。もしくは「お前の犬になる」とか。・・・どっちも学校中だだっ引きの予感ですが。
学校で「ムーミン・リアル版」のキャスティングしますか?^^
私がミムラ、25さんがムーミンで、貴女が「びとーんびとーん」の黒いのね。で、T.T.T.先生が魔物・モランσ.σ

>もんちゃん
確かに、そんな受付け嬢はいないやね^^;
私がリアルに女性だとしても、レイを巻いた受付け嬢は明らかに珍奇だわね・・・。

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