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ルビコン目前雛祭り

我が家の桃の節句では、「雛人形を飾る」のではない。
「お雛様がやって来る」のである。
娘・ぴーぽこ(仮名)が幼稚園児だった頃。ぴーぽこが幼稚園に行っている間に、雛人形を設置する。帰宅したぴーぽこは、それを見て、

「今年もお雛様が来てくれた」

と、喜んだものだ。
そして桃の節句が過ぎたある日、ぴーぽこの留守中に雛人形を撤収する。
お客様として我が家に滞在してくれていたお雛様が、「おひなさまのくに」に帰って行ったのだ。

七歳までの子供は、周囲の世界と繋がりを持っている。そうした幼児期に、メルヘンの働きかけが重要であるとするのが、シュタイナー教育の特徴の一つであろう。

ゆっくりと目覚める子供達は、七歳以降もメルヘンの力が作用する。世界との繋がりが、まだ保たれているからだろう。

それが劇的に変化するのが、小三の九歳前後、シュタイナー教育で云う「ルビコン世代」である。
自分と世界との距離が出来るのだ。例えば両親に対して批判的になったり、教師に対して、尊敬と同時に客観的な視点を持つようになったりする。
「あんなに素直で可愛かったウチの子が、すっかり生意気になっちゃって・・・」
などという事態が起こるのが、概ねこのルビコン世代なのだ。

それまでメルヘンの世界とも繋がり、「こびとさん」を素直に信じていた子供達が、

「こびとさんなんて居ないよ!」

と云い出すようになるのも、この世代の特徴の一つだ。何人かの上級生母に、お子さんがいつぐらいからこびとなどの存在を否定し出したかと聞いてみたところ、ほぼ例外無く帰って来た答えが「三年生」であった。

さて、八歳のぴーぽこにも、徐々にルビコンの陰が見え隠れするようになってきている。

今年の桃の節句も、ぴーぽこが学校に行っている間に雛人形を設置。まだメルヘンが作用しているぴーぽこは、依然、お雛様が「おひなさまのくに」から来ていると思っている。

が、ルビコン近し、である。

「うちに来てるお雛様も、作った物なのかなぁ?」

と云い出した。数日前、デパートでひな祭りフェアが開催されていたのだが、人形師の方が公開で雛人形を作っていた。それを見ていたぴーぽこ、何か思うところがあったのだろう、数日を経てこのような問いが出たのだ。
その問いに対する私の返答、

「さぁ・・・どうなんだろうねぇ・・・」

って、完全に受け身を取り損なってるっての!

ぴーぽこもそれ以上は何も云わなかったが、別にぴーぽこが生き続ける限り、未来永劫騙し通すつもりも無い。娘が二十歳を過ぎても父娘で「おひなさまのくに」云々といったやりとりを大真面目に繰り返していたら、それは不気味な一家でしかない。

この例の様に、子供の外的な体験と内的な成長により、子供はそれまでの世界から別の世界へと住処を変える様に見える。人類の祖が、楽園を後にする事と引き換えに、知恵や自由を獲得したという、有名な創世記のエピソードを連想してしまう。
ルビコン世代とは、大袈裟でなく、子供の内面にとって、このアダムとエヴァの楽園追放に匹敵する位の変化なのではないかと思える。

さて、今年の我が家、お雛様を迎えるに当たって、例年に無い問題が浮上していた。

それは、昨年より家族に加わったサザナミインコのるーたん(仮名)
セラフィー、オマエはコウモリか?
及び、ジャンボセキセイのしーたん(仮名)
シルフィー
の存在である。
一日数時間の放鳥タイム、目を離している間にお雛様を齧ったり、フンまみれにするであろうことは、火を見るより明らかだ。
そこで苦肉の策に出た。鳥達が小屋に入っている時は、普通に飾っておく。
ひなオープン
が、放鳥時には、周囲をぐるりと布で覆う。
ひなクローズド
もう、何だか得体の知れない空間である。

ルビコン目前のぴーぽこだが、まだ周囲の世界、インコ達とも繋がりを保っている。
放鳥の度にお雛様が隠れてしまうことにいささか不満気なぴーぽこ、こう提案してきた。

「そんなこと(布で覆う)しなくても、

 『たちいりきんし』

って書いて貼っておけばいいんだよ!」


ぴーぽこよ・・・残念なことには、オマエと違って鳥は字が読めないので、それはインコ対策にはなり得ないのだよ。
オマエ対策をしてどうする。

~~~~~σ.σ~~~~~σ.σ~~~~~σ.σ~~~~~

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廉価本「豊臣秀吉勇将録」(リイド社)に、「脇坂安治」「播磨軍記」の2編収録。
どうぞ御一読下さい。


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コメント

うーーん。ルビコン前にしてまだまだ可愛いじゃないですか。鳥さんもお友達ね。
うちの子は最近シビアなこというようになってきましたよ。ほんと、他の人がみえてきたというか、なんというか。「だったら~~すればいいじゃない。」とか、しかっても「だって~~だもん!」とか。可愛くないわー。私より美人だし。(密かに馬鹿親)魔法の鏡を持ってなくてよかった。
子供のファンタジーの維持には親の陰の努力が不可欠ですよねー。私も陰で涙ぐましい努力を続けています。毎晩子供が寝てから赤ちゃん人形を息子の寝ている横に滑り込ませる→朝、今日も赤ちゃん人形が僕と一緒に寝たくなったので来てくれたと喜ぶ息子。陰で暗躍するその様は忍者のようです。

ちなみにアメリカのシュタイナー幼稚園(私が研修中のところ)では子供からの質問に答えることが実質禁止されています。例えば、子供が「今日のスープに入ってるのは、ジャガイモなのかサツマイモなのか?」と聞いてきたとしても、「さぁ、なんでしょうねー?」と返答するように指導されています。
どれもこれも子供の想像力を守るため。
シュタイナー教育大人道なかなか楽しいです。



3ヶ月もレスを放置という、ロクでもない私ですよ(--;
こんな私をどうぞお許し下さいませ・・・。。

>ミニョンの母さん
確かに娘さん、もうしっかり目覚めた感じしますね。前は現実界を突き抜けて、エーテル界まで見ている様な眼差しでしたもんね^^
うちの娘もそのうちメルヘンから離れていくんだろうなぁ・・・。その片鱗が見え隠れしてますよ^^;

レス放置の間に、貴女も更に多忙な身になってしまわれましたねぇ。。たまにはまた見に来て下さいませませσ.σ

>やかおりさん
赤ちゃん人形の話、いいですねぇ~^^
うちでは女神や天使のオラクルカードを飾っているのですが、たまに娘がいない間にリーディングして、飾ってあるカードを変えると、「あ、変わってる!」と驚き、喜び、不思議がります。女神や天使が変えていると信じています^^

幼児には説明しないんですね。低学年にはメルヘンを通して、自分と繋がるように教えるのが良いと聞いていたので、先日も試してみました。娘・ぴーぽこが、海の水からどうやって塩を作るのかと聞いてきたので、水や土の妖精の話を通して教えようとしたのですが、気付くと妖精の科学的作用力に言及してしまい、「難しくてよくわかんないや」と云われました(--;
シュタイナー教育大人道、私はまだ未熟ですよ^^;
いえいえ、お元気で何よりでした。
ちょっと心配してたんですよー。
密かに楽しみにしていますので、また更新よろしくお願いいたします。
今、幼児教育のサマーコースの真っ最中なんですが、そのコースが教員のためのミステリースクールとしてデザインされていることに気がつき、びっくりしました。人智学奥が深いです。。。
私も全くの未熟者ですが、いつまでたっても未熟段階から抜け出せる気がしないのはどうしてなんでしょうね(笑)
それでは失礼いたします。
>やかおりさん
御心配おかけしました。。
私のブログはムダに長いし、キーを打つのも遅いので、アップするのに時間がかかるのですよ。で、このところその労力を仕事に向けていたら、気が付くと大分経っていたのです(--;
今後、一日に少しずつ下書きして、まとまったところでアップする、という方法をとってみようかと模索しております。
コース、面白そうですね!私も今年から親の教育コースに出席しております^^何か、親が成長する頃には子供も大人になってるんじゃないか、って感じですが、親もそうやって学ぶ、という姿勢もきっと子供になにか作用するに違いない、と信じつつ、精進しております^^人智学徒と名乗れるまでに至るのは、来世か?私の道のりも長いです^^;お互い学び続けましょう~σ.σ

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